技術力 technical capabilities 2003 6 16
科学技術に疎い方は、ピンとこないでしょうが、
日本は、科学技術と技術力において、世界一なのです。
学校で、科学を怠けてしまった人は、
今、日本で起きている科学技術の革命が、見当もつかないでしょうが、
確実に進歩を遂げています。
そういう意味で、理科や科学を怠けてしまった人は、
いつの間にか、浦島太郎になっていることに気がつかないのです。
たとえば、その科学技術の、ほんの一例を挙げますと、
ハイテク腕時計というものを知っているでしょうか。
インテリジェント腕時計というものです。
それは、電波時計のことです。
腕時計になった電波時計のことです。
電波時計で動く腕時計は、昔から発売されていましたが、
最近の電波時計の腕時計は、薄型になり、デザインも上品になりました。
デザインが洗練されてきたのです。高級腕時計のようです。
もちろん、電波を受信するアンテナも、腕時計の中に含まれています。
さらに、最近の電波時計の腕時計は、
光発電のシステムも備えています。
これは、光エネルギーを電気に変えて、駆動するシステムで、
電池交換が不要となりました。
このような多機能にもかかわらず、
普通の腕時計と薄さが変わらないのです。
しかも、アナログ式時計のように、長針も短針もあります。
さらに、光発電に必要なソーラーパネルも、どこについているのか、
気づかないほど、上手に工夫されています。
時計の文字盤は、従来の腕時計と変わらなくなっています。
ですから、電波時計なのに、
従来の腕時計と、区別がつかないかもしれません。
このように気づかないうちに、身近なものまでも、
科学技術と技術力は、進化していきます。
もし、浦島太郎になりたくないならば、
社会人の方は、科学雑誌で、よく勉強し、
学生の方は、科学の授業で、がんばりましょう。
さらに、金融システムも、金融工学の発達により、
ずいぶん発達しています。
今さら、金融工学を学びなさいとは言いませんが、
経済紙や、時間がなければ、週刊の経済誌を読むようにしましょう。
そうしないと、経済の面でも、浦島太郎になります。
このように、勉強しない者は、どんどん浦島太郎になっていきます。
21世紀は、勉強の世紀です。
大変な世紀になったと思わないでください。
昔は、学びたいと思っても、
お金もなければ、学校もない、先生もいない。
しかも、専門書もない。あっても外国語だった。
そういう時代だったのです。苦学に独学の時代でした。
今は、学びたいと思えば、いくらでも、
大学あり、専門雑誌あり、専門書あり、
さらに、インターネットで、いくらでも情報を得ることができます。
学ぶ環境においては、二千年の歴史のなかで、
もっとも、楽な時代となったのです。
二千年の歴史のなかで、もっとも恵まれている世紀なのです。
環境は、すべて用意されているのです。
あとは、やる気しだいです。